グラフィックツールのフリーズの対処と備えについて

eyecatch WEB制作

こんにちは、SouDogです。

PhotoshopやIllustratorで作業をしている時、パソコンの調子によっては操作したくても動かなくなってしまう(フリーズ)してしまうことがあります。

その場合、よっぽどのことが無い限りアプリを強制終了することになり、データを保存していない場合は今までの作業が水の泡になってしまうことがよくあります。

ここでは、フリーズしてしまった時の対処法と、フリーズしにくい環境やフリーズしても問題ないようにする予防法について紹介していきます。


ツールの使用中にPCがフリーズした時の対処法

PhotoshopやIllustratorを使って作業を行う時、データの大きさ(サイズが5,000px超えなど)によってはPCのマシンパワーが足りなくなり動きがぎこちなくなったり、最悪フリーズして何の操作も受け付けなくなってしまいます。

PCがフリーズした場合、おそらく何時間待っていても復旧する可能性は低く、その間は作業を進めることができないため「ツールを強制終了→再起動」することで、再び作業を行うことができるようになります。

タスクマネージャーを使った強制終了

フリーズしたアプリを強制終了する場合「タスクマネージャー」というツールを使用します。

1.タスクバーの空欄で右クリックし、「タスクマネージャー」をクリックします。

2.フリーズしたツールに「応答なし」と書かれているか確認します。

3.フリーズしたツールの上で右クリックし、「タスクの終了」をクリックします。

4.表示が無くなれば強制終了が完了されたことになりますので、ツールを再起動してください。

ただし、この場合は今まで行っていた作業データも一度消えます。

再起動した時に復元ファイルとして戻ってくる場合もありますが、そうでない場合もありますので、その時は1から作り直しとなり大変なので、作業中はマメに保存するクセは付けておきましょう。


ツールのフリーズに備える

PhotoshopやIllustratorは、様々なことができる分それなりのマシンパワーを必要とします。

そのため、使用中に動きが悪くなったり、フリーズして作業を中断せざるを得ない状況になったことがある人は多いです。

頑張って作成した作業データを無くしてしてしまわないためにも、以下のことを備えておくと良いでしょう。

ツールのメモリ使用量を多めに設定する

PhotoshopやIllustratorは、それなりのマシンパワーを使うことが想定されているため、設定でメモリの使用量を設定することができます。

1.メニューバーの「編集」→「環境設定」→「パフォーマンス」をクリックします。

2.メモリの使用量を80%以上になるように設定し「OK」で保存します。

この部分は、お使いのパソコンに搭載されているメモリによって数値が変わります。

ただし、この数値を上げてもフリーズする時はフリーズしますので、気休め程度にお考え下さい。

そもそものメモリ容量が少ない場合は、メモリの増設やパソコンの買い替えを検討することをおすすめします。(8GB以上が理想)

作業ファイル(タブ)を開きすぎない

作業ファイル(.psdや.aiファイル)は画像よりも容量が大きくなります。

そんな作業ファイルをツール上でたくさん開いた状態にすると、他のファイルにアクセスしにくくなったり、大きな容量のものがあった場合にそちらにマシンパワーを持っていかれる可能性も高くなります。

同時に開く作業ファイル(タブ)はできる限り少なくし、今の作業ファイルに集中できるようにしておくことをおすすめします。

最初に作業ファイルを作成し、こまめに保存する。

当たり前のように思われますが、意外とできていないのが「こまめに保存する」ということです。

データを保存する時はショートカットキーの「ctrl(command)+ s 」だけでできますので、3~4工程ごとに保存するクセを付けておけば、急にツールがフリーズしても躊躇することなく強制終了することができます。

どんなに高性能なパソコンでも、ツールの使用状況によってはフリーズする可能性があります。(特に大きなファイルや3Dグラフィックを扱う時)

そのため、いつツールがフリーズしても素早く復旧できるように、こまめにデータを保存をすることが一番の備えになります。

余談ですが、PhotoshopやIllustratorには「自動保存(オートセーブ)」という機能があります。

ただし、この機能はあくまでも「復元情報」を保存するものであって、作業データを保存することではありません。

また、この復元情報も確実に保存してくれるとは限らない不安定なものなので、この自動保存をあまり期待せず、自分でこまめに保存するクセを付けておきましょう。

この「ツールのフリーズ」や「作業ファイルの消失」はデザイナーの誰もが一度はあったことがあるものです。

その都度1から作り直すのは、さすがに心が折れてしまいかねないので、普段からショートカットキー「ctrl(command)+ s 」を使ってこまめに保存するようにしましょう。

※このページでは「こまめに保存」というキーワードを何度も書いていますが、それだけ大事なことだという認識を持っていただけたらと思います。

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