こんにちは、SouDogです。
マーケティングの定義は人や立場によって様々ですが、ここでは「商品・サービスを売るための仕組み作り」と定義しています。
物を作るだけで売れていたのは昔の話で、今では「顧客のニーズに合ったもの」「顧客の悩みを解決してくれるもの」でないと、なかなか売れにくい時代となっています。
また競合も多く、そんな中でも生き残っていくためには、「顧客に認知されて選ばれる」ことが必要となり、そのための仕組みとして「マーケティング」が必要不可欠となってきています。
ここでは、そんな「マーケティング」の基本について紹介していきます。
目次
「誰に?」「何を?」「どのように?」
マーケティングとは「商品・サービスを販売する仕組み作り」と定義しましたが、大きく分けて3つの項目に対して考えていきます。
- ターゲット(誰に?)
- 商品・サービス(何を?)
- 販売方法・認知(どのように?)
もちろん他にもありますが、基本的にはこの3つを軸として仕組みを作っていきます。
ターゲット(誰に?)
まずはじめに決めるのは、「誰に?」にあたる項目で、マーケティングの用語では「ターゲット」と呼ばれています。
不特定多数の人に声をかけても誰も振り返ってくれないように、条件を特定し、そのターゲットに声をかけることで振り返ってもらいやすくするというのが「ターゲティング」です。
このターゲットを決める時に「抱えている悩み・ニーズ」はもちろん、年齢や性別、職業や収入、居住地などを絞りこむことでより具体的なターゲット像が出来てきます。
この設定を一人の架空の人物が出来上がるまで絞り込んだものを、マーケティング用語で「ペルソナ」と呼ばれています。
ターゲットを具体的に設定する(絞る)メリット
ターゲットを具体的に設定する(絞る)ことによるメリットは「その人に刺さりやすくなる」というのはもちろん、それに加えて「その属性に近い人にも刺さる」というメリットがあります。
また、刺されば刺さるほど「これは自分のことではないか?」と、振り返ってもらえる可能性が高くなります。
もちろん振り返ってもらう(=認知される)ことが無い限り商品も売れないので、ターゲティングを行う時はできる限り絞るようにしましょう。
商品・サービス(何を?)
ターゲットを決めたら、次に商品・サービスを設定します。
この時に大事なのは「ターゲットの悩みを解決するものか?」というのが大前提となります。
また、それと同じぐらい大事なのが「ベネフィットを掲示すること」です。
「ベネフィット」とは「この商品・サービスで得られる利益・未来像」のことで、顧客はこれを得るために商品を買うと言っても過言ではありません。
中には、それに気付かない顧客もいるぐらい潜在的なものなので、しっかりベネフィットを掲示することで売り込まなくても買ってもらえたり、興味を持ってもらいやすくなったりと悪いことはありません。
商品・サービスを設定する時は合わせて「ベネフィット」もしっかり考えて掲示するようにすると良いでしょう。
これを踏まえて商品を設定する時に「ポジショニング」や「マーケティングミックス」と呼ばれる施策を使って決めていきます。
ポジショニング
マーケティングにおける「ポジショニング」とは、「競合他社との差別化」という意味で使われることが多いです。
差別化することで「自社の立ち位置を明確にする」といった感じで覚えておくと良いでしょう。
また、「どの要素で差別化を図るのか?」が重要で、競合他社のリサーチをしっかりと行う必要があります。
マーケティングミックス
「マーケティングミックス」とは、マーケティングの業務に必要な要素を組み合わせていく施策と言われています。
この要素として「4P」と呼ばれるものや「4C」と呼ばれるものがあります。
4P
- Product(商品・サービス)
- Price(価格)
- Place(販売経路)
- Promotion(広告・宣伝)
4C
- Customer Value(顧客価値)
- Cost(費用)
- Convenience(利便性)
- Communication(顧客対話)
これらを意識しながらマーケティングの仕組みを作ることで、ターゲットのニーズ・悩みをくみ取った商品やサービスを販売しやすくなります。
販売方法・認知(どのように?)
ターゲットを決め、商品・サービスを決めても認知されなかったり、購入先がなければ商品・サービスは売れません。
そこで、「販売経路はどうするか?」「どのようにプロモーションして認知に繋げるか?」というのを考えていきます。
販売方法
販売方法といっても様々な方法があります。
お問い合わせや資料請求をきっかけに直接顧客にセールスしていくのもあれば、EC(ネットショップ)として販売するのもあります。
マーケティングでは「どこで売るか?」というより、「その販売場所までどうやって来てもらうか?」を考えることが重要です。
あまり複雑でいろんな所にたらい回しにされるような経路だと顧客がすぐに離れていってしまうのは目に見えていますので、シンプルでわかりやすい経路を用意しておくことが大事です。
認知につなげる施策
商品・サービスの認知につなげるにはさまざまな方法があります。
インターネットを使ったものですと「ネット広告」「SEO(検索エンジン最適化)」「SNS(ソーシャルメディア)」「動画投稿サイト」などがあり、それ以外ですと「チラシ」「新聞広告」「雑誌」「フリーペーパー」などの紙媒体があります。
いずれも認知につなげるにはそれなりに効果がありますが、大事なのは上にも書いたように、それらから販売場所に来てもらうことです。
この経路を「集客導線」と呼び、販売場所から逆算してこの経路を事前に考えておくと良いでしょう。
まとめ
マーケティングは事前に考えること・調べることが多く、慣れるまでは大変な作業です。
ですが、このマーケティングのスキルはどんなジャンルでも使うことができたり、資格よりも実践的なスキルのため、可能な限り学んでおくことでブログ運営の向上に必ず役立つ材料になります。
ぜひ参考にして、ブログ運営に励んでください!!
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