【2025年最新版】Web制作で使う画像形式の選び方|JPG・PNG・WebP・SVGの違いと最適な使い方

eyecatch135 WEB制作

こんにちは、SouDogです。

この記事では、JPG・PNG・WebP・SVGといった代表的な画像形式の特徴・使い分け・最適化方法まで、初心者にも分かりやすく丁寧に解説します。

Web制作において、画像形式の選び方は「ページの読み込み速度」や「ユーザー体験」に直結します。これを読めば、明日からの制作で「画像の扱い」が一段と上達します。


第1章:Web制作における画像形式の重要性

画像形式が適切でないと、以下のような問題が発生します。

  • ページ読み込みが遅くなる → 離脱率の上昇
  • 画質が劣化 → ブランドイメージの低下
  • 対応していないブラウザで表示されない

そのため、形式の選び方はSEOにもUXにも関わる「基本中の基本」です。


第2章:主要画像形式の特徴一覧

形式拡張子特徴使用例
JPEG.jpg/.jpegフルカラー対応、圧縮率高いが劣化あり写真、背景画像
PNG.png透過対応、劣化なし(可逆圧縮)ロゴ、アイコン、スクリーンショット
WebP.webp軽量・高画質・透過も可近代ブラウザ用の画像全般
SVG.svgベクター形式・拡大しても劣化なしロゴ、アイコン、図解

第3章:JPEG(JPG)の使いどころ

特徴

  • 写真や複雑なグラデーションに強い
  • 圧縮率が高く、ファイルサイズを抑えられる
  • 画質がやや劣化する「非可逆圧縮」

使いどころ

  • 商品画像やバナー
  • フルスクリーン背景画像

注意点

  • 透過には対応していません
  • 圧縮率を高くしすぎるとモザイク状になる

参考:


第4章:PNGの使いどころ

特徴

  • 可逆圧縮のため画質を保ったまま保存可能
  • 透過背景を活かせる

使いどころ

  • アイコン、UIパーツ
  • 透明なロゴ画像
  • スクリーンショット

注意点

  • ファイルサイズが大きくなりやすい
  • 複雑な写真には不向き

参考:


第5章:WebPの革新

特徴

  • JPEGやPNGよりもファイルサイズを大幅削減
  • 透過・アニメーションも対応
  • Googleが開発(現代の標準)

使いどころ

  • スマホ向けの高速表示画像
  • サムネイルやLPのイメージ写真

注意点

  • 一部の古いブラウザで非対応(例:IE)
<picture>
  <source srcset="example.webp" type="image/webp">
  <img src="example.jpg" alt="サンプル画像">
</picture>

上記のようにフォールバック設定をしておくと安心です。

参考:


第6章:SVGの使いどころと注意点

特徴

  • ベクター画像で、どれだけ拡大しても劣化しない
  • テキスト検索にも強く、SEOに有利な面も
  • CSSやJavaScriptでアニメーション可能

使いどころ

  • ロゴやアイコン
  • 図解やグラフ
  • ボタンやインタラクティブ要素

注意点

  • ファイル内容がコードのため、悪用されるとXSSの恐れあり
  • 信頼できるSVGのみ利用する

参考:


第7章:Web制作における画像最適化のコツ

1. 圧縮ツールの活用

2. 画像サイズを適正化する

  • 画面に表示される最大サイズで保存する

3. 遅延読み込み(LazyLoad)

<img src="example.jpg" loading="lazy" alt="画像の説明">

第8章:画像形式の使い分け早見表(保存推奨)

使用用途最適な画像形式
写真JPEGまたはWebP
ロゴPNG(透過あり)またはSVG(劣化なし)
UIアイコンSVGまたはPNG
高速表示WebP + JPEG fallback
図解・グラフSVG

第9章:画像形式選びの今後のトレンド

  • AVIFなどの次世代フォーマットが登場
  • しかしまだ対応ブラウザが限られるため注意が必要
  • WebPが2025年現在でも最も現実的な選択肢

まとめ

画像形式の選び方ひとつで、Webサイトのパフォーマンスは劇的に変わります。適切な形式を選び、適切に最適化し、ユーザーに快適な体験を届けましょう。

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