誰でもできる!初心者向けWebデザイン改善のコツ

eyecatch57 WEB制作

こんにちは、SouDogです。

僕もまだまだ勉強中ですが、始めたての頃に苦労したところを中心にこれから始める方や始めて間もない方に向けて参考になるようにしております。

はじめに

Webデザインを始めたばかりの頃、デザインを作っても「なんだかプロっぽくない…」と感じることはありませんか?


実はそれ、多くの場合は基本的なデザインの「ミス」が原因です。でも安心してください。

この記事では、初心者が陥りやすいミスを分かりやすく解説し、具体的な改善方法を専門用語の説明付きで紹介します。


1. バランスの取れたレイアウトを作るコツ

Webデザインの基礎は「レイアウト」です。要素(テキストや画像など)を整えて配置するだけで、見た目が大きく改善されます。

1.1 よくあるミス

  • 余白が不足している(見た目が窮屈)。
  • 要素がランダムに配置されていて、視覚的に不安定。
  • 全体のバランスが取れていない。

専門用語の解説: レイアウト

レイアウトとは、ページ内でテキストや画像などの要素をどう配置するかを計画することです。バランスが取れたレイアウトは、ユーザーが情報を簡単に見つけられるようにする役割を果たします。


1.2 改善方法

1.2.1 余白(ホワイトスペース)を活用する

初心者は「余白を埋めないといけない」と思いがちですが、余白がないと逆に見にくくなります。余白を効果的に使うことで、情報が整理され、見た目がスッキリします。

悪い例:

<div style="padding: 0;">
  <p>商品名:〇〇</p>
  <p>価格:¥3,000</p>
</div>

良い例:

<div style="padding: 20px; background-color: #f9f9f9; border-radius: 10px;">
  <p>商品名:〇〇</p>
  <p>価格:¥3,000</p>
</div>
  • padding(パディング): 要素の内側に作る余白のことです。padding: 20px;は上下左右に20pxの余白を設定します。

1.2.2 グリッドシステムを使う

グリッドとは、デザインを整理するために使う「見えない枠組み」のことです。CSS(スタイルシート)を使えば簡単に実現できます。

例: CSS Gridを使った2列レイアウト

<div style="display: grid; grid-template-columns: 1fr 1fr; gap: 20px;">
  <div style="background-color: #e3e3e3; padding: 20px;">左のコンテンツ</div>
  <div style="background-color: #e3e3e3; padding: 20px;">右のコンテンツ</div>
</div>

専門用語の解説: グリッドシステム

グリッドシステムは、ページのデザインを均等に整えるための仕組みです。例では、1fr(1フラクション)を使って2つの列を均等に分割しています。


2. 読みやすい文字サイズや配色の選び方

デザインがきれいでも、文字が小さすぎたり色が読みにくかったりすると、訪問者はすぐにページを離れてしまいます。

2.1 よくあるミス

  • フォントサイズが小さすぎて読みにくい。
  • 背景と文字色のコントラスト(明暗の差)が不足している。
  • フォント(文字の種類)が多すぎて統一感がない。

専門用語の解説: フォントとコントラスト

  • フォント: 文字のデザインやスタイルのことです(例: ゴシック体や明朝体)。
  • コントラスト: 背景と文字色の明暗の差を指し、視認性に大きく影響します。

2.2 改善方法

2.2.1 適切な文字サイズを選ぶ

最低16px以上のフォントサイズを使うことで、誰でも読みやすくなります。

悪い例:

<p style="font-size: 12px;">小さすぎて読みにくい文字です。</p>

良い例:

<p style="font-size: 18px;">適切な大きさで読みやすい文字です。</p>

2.2.2 コントラストを確認する

背景と文字色のコントラストが低い場合、視認性が大幅に低下します。ツールを使って適切なコントラスト比を確認しましょう。

おすすめツール:
WebAIM Contrast Checker

2.2.3 配色を統一する

サイト全体で一貫性のある配色を心がけます。基本ルールに従うと簡単に配色が決まります。

例: 配色ルール「トライアドカラー」

body {
  background-color: #ffeead; /* 明るい黄色 */
  color: #6b4226; /* ダークブラウン */
}
a {
  color: #4169e1; /* 青系リンク */
}

専門用語の解説: トライアドカラー

トライアドカラーは、色相環(カラーホイール)で正三角形を形成する3色を使った配色ルールです。これにより、視覚的にバランスの取れたデザインが実現します。


3. ページの読み込み速度を考えた画像の扱い方

画像はWebページの中で最も容量が大きい要素です。適切に扱わないとページの読み込みが遅くなり、ユーザーが離脱する原因になります。

3.1 よくあるミス

  • 高解像度の画像をそのままアップロードしている。
  • alt属性(画像の説明文)を設定していない。
  • 適切でない画像フォーマットを使っている。

3.2 改善方法

3.2.1 画像を圧縮する

画像を圧縮して軽量化することで、ページの読み込み速度が改善します。

おすすめツール:
TinyPNG: JPEGやPNG画像を簡単に圧縮できるツール。

3.2.2 alt属性を設定する

alt属性は画像が表示されない場合の代替テキストです。検索エンジンの評価向上やアクセシビリティにも役立ちます。

コード例:

<img src="example.jpg" alt="初心者向けWebデザインの基本例">

専門用語の解説: alt属性

alt属性は、画像の内容を簡潔に説明する属性です。SEO(検索エンジン最適化)とアクセシビリティ向上に欠かせません。


4. チェックリストで確認する

最後に、デザインを仕上げる前に確認すべきポイントをリストアップしました。これを使えば、重要なポイントを漏らさずに済みます。

デザインチェックリスト

  •  余白が十分に取れているか?
  •  フォントサイズは16px以上か?
  •  背景と文字色のコントラストが十分か?
  •  画像が圧縮され、軽量化されているか?
  •  alt属性がすべての画像に設定されているか?

まとめ

初心者がやりがちなWebデザインのミスは、ちょっとした工夫で解決できます。本記事で紹介した「余白を活用する」「適切なフォントサイズを選ぶ」「画像を最適化する」をすることで垢抜けた印象になります。

デザインのトレンドはあり、クライアントの好みなどもありますが基本のデザインを知ることでアレンジの幅も効きますので、まずは基本のデザインを意識して制作してみてください。

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