こんにちは、SouDogです。
今やWebサイトにチャットボットを設置するのは当たり前の時代。問い合わせ対応の効率化、ユーザー体験の向上、24時間対応など、さまざまなメリットがあります。
この記事では、無料で利用できるチャットボットツール「Tawk.to」や「Chatbase」を活用し、Webサイトへの導入からカスタマイズまでを初心者向けに詳しく解説します。
目次
1. チャットボットとは?
チャットボットとは、Webサイト上でユーザーと自動的に会話するプログラムです。シンプルなFAQ形式のものから、AIを活用してユーザーの質問に柔軟に対応できるものまで、さまざまなタイプがあります。
代表的な用途:
- 問い合わせ対応の自動化
- サイトナビゲーション補助
- 商品やサービスの案内
- データ収集
2. チャットボットを設置するメリット
- 24時間365日対応可能:人がいなくてもチャットボットは休まず稼働します。
- 問い合わせ対応の効率化:よくある質問への対応を自動化できます。
- ユーザー満足度の向上:必要な情報にすぐにアクセスできる環境が整います。
- サイト滞在時間の延長:インタラクティブな体験がユーザーの関心を引き、回遊率向上につながります。
3. 無料チャットボットツールの比較
ツール名 | 主な特徴 | 無料プラン | 対応言語 | AI機能 |
---|---|---|---|---|
Tawk.to | リアルタイムチャット、履歴保存、複数人対応 | ◯ | 多言語対応 | △(AIではない) |
Chatbase | AIチャットボット、ChatGPTベース、PDF読み込み可能 | ◯(制限あり) | 英語中心(翻訳対応可) | ◎(ChatGPT API) |
4. Tawk.toの導入手順
① アカウント作成
- https://www.tawk.to/ にアクセス
- メールアドレス、名前、パスワードを入力しアカウントを作成
② サイト登録
- サイト名・URL・業種などを入力
- チャットウィジェットを作成
③ コードの設置
- 管理画面からコードをコピー
- HTMLの
</body>
タグ直前に貼り付け - WordPressの場合はウィジェットかfooterに挿入
5. Tawk.toのカスタマイズ方法
ウィジェットデザイン
- 色、テキスト、ロゴ画像の変更可能
- 表示位置(右下/左下など)も変更可能
自動応答設定
- よくある質問へのプリセット応答を設定可能
- 定型文やテンプレートを使って即応答
スケジュール設定
- チャット対応可能時間の設定
- オフライン時はフォームに切り替え
6. Chatbaseの導入手順
① アカウント作成
- https://www.chatbase.co/ にアクセス
- Googleアカウントでログイン(またはメールで登録)
② チャットボットの作成
- 「New Bot」から新規作成
- PDFやURLなどから情報を読み込む
- 対話スタイルを設定(丁寧語・カジュアルなど)
③ 埋め込みコードの取得
- 「Embed」タブを開く
- HTMLのコードを取得してサイトに貼り付け
7. Chatbaseのカスタマイズ方法
対話トーンの調整
- AIの性格や言葉遣いをカスタマイズ可能
FAQの追加
- ユーザーが聞きそうな質問と回答をあらかじめ登録
ブランド対応
- ロゴ、カラー、アイコンの変更
- 自社キャラクター風にアレンジも可能
8. 実際のWebサイトに埋め込む方法
HTMLサイトへの埋め込み
<!-- Tawk.to の例 --> <script type="text/javascript"> var Tawk_API=Tawk_API||{}, Tawk_LoadStart=new Date(); (function(){ var s1=document.createElement("script"),s0=document.getElementsByTagName("script")[0]; s1.async=true; s1.src='https://embed.tawk.to/xxxxxxxxx'; s1.charset='UTF-8'; s1.setAttribute('crossorigin','*'); s0.parentNode.insertBefore(s1,s0); })(); </script>
WordPressへの埋め込み
- プラグイン「Insert Headers and Footers」を使う
- または、テーマの
footer.php
に直接記述
9. よくある質問とトラブル対処法
Q1:スマホでチャットが表示されない
- ウィジェットのモバイル設定がオフになっていないか確認
Q2:Chatbaseが英語で返答する
- プロンプトに「日本語で応答してください」と指定する
Q3:チャットが読み込まれない
- コードの挿入位置にミスがないか
- キャッシュの影響で反映されないこともある
10. まとめと今後の展望
チャットボットは今後ますます重要な存在になります。無料でもかなり高機能なツールが揃っており、ちょっとした設定でWebサイトの価値を大きく高めることが可能です。
今後は以下のような発展的な導入も検討すると良いでしょう:
- チャットボットとCRM(顧客管理システム)の連携
- 顔認識や音声認識との連動
- ECサイトでの接客自動化
まずはこの記事で紹介した「Tawk.to」や「Chatbase」から、手軽にチャットボット導入をはじめてみてください。
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